3-1 料金文章の書き方

PPPark!が料金計算を行うために、
料金文章は決められた書式で記述しなければなりません。

書式はシンプルですが、そのため複雑な料金体系は表現できない場合もあります。
そのような料金は「補足文」に自由な文章で記述します。
「補足文」は料金文章と並べて表示されますが、料金計算には反映されません。

料金文章の構造

料金文章は1行以上で構成される駐車料金を表す文章です。

ひとつの行は、"曜日""時間帯""課金条件""価格" の4要素で構成され、
複数行を組み合わせて一つの料金文章とします。

<料金文章のさまざまな例>
全日 00:00-00:00 60分 100円
全日 00:00-00:00 15分 250円(最初の120分 無料)
月-金 08:00-22:00 30分 100円
月-金 22:00-08:00 60分 100円
土日祝 00:00-24:00 60分 100円
全日 00:00-00:00 60分 200円
月-金 00:00-00:00 最大 1400円(1回のみ)
月-土 00:00-00:00 20分 100円
日祝 00:00-00:00 60分 100円
全日 00:00-00:00 入庫後6時間最大 800円 入庫後12時間最大 1400円
全日 00:00-00:00 1000円
※ 固定額通常料金では "課金条件"を記述しない


まずは、各要素の書式について詳しく解説していきます。

曜日の書式

料金文章には、まず曜日を先頭に記述します。

曜日は以下のルールを使って表現します。
ルール1: 各曜日と祝日は、「月、火、水、木、金、土、日、祝」の一文字で表現します。
ルール2: すべての曜日と祝日が対象の場合は「全日」と記述できます
ルール3: 連続した曜日(※祝日を除く)はハイフン「 - 」で省略できます。
ルール4: 祝日を記述する位置は、曜日の末尾です
全ての曜日 月~金曜日と祝日 土・日・祝日 水曜日と祝日 水曜日のみ
全日 月-金祝
もしくは、
月火水木金祝
土日祝 水祝

時間帯の書式

曜日に続いて、時間帯を記述します。

時間帯は以下のルールを使って表現できます。
ルール1: "24時間表記"、および"0埋め"で記述します
ルール2: 開始時間と終了時間はハイフン「 - 」で繋げます
08:00-24:00 00:00-11:00 20:00-03:00
もしくは、
20:00-27:00

課金条件と価格の書式

時間帯に続いて、課金条件と価格を記述します。

通常料金」と呼ばれる料金体系と、
例外料金」と呼ばれる料金体系で、それぞれに課金条件の書き方が存在します。

通常料金について

通常料金とは、一定間隔で課金され続ける料金体系のことを指します。

ほとんどの駐車場は、この通常料金が設定されているはずです。

ルール1:「◯◯分 ---円」と表記します
ルール2:課金条件が60分以上の場合は「◯時間 ---円」と表記することもできます
ルール3:課金条件を省略した場合、累積課金しないタイプの通常料金を表現できます(※後述)
平日と休日で違う通常料金の場合 月-金 00:00-24:00 30分 300円
土日祝 00:00-24:00 60分 100円
昼間と夜間で違う通常料金の場合 全日 08:00-20:00 15分 100円
全日 20:00-08:00 5時間 200円
昼間は平日と休日で違う通常料金だが、
夜間は全日同じ場合
月-金 08:00-22:00 30分 300円
土日祝 08:00-22:00 30分 100円
全日 22:00-08:00 60分 100円

なお、通常料金が適用される前に特別な料金がある場合は、以下のように記述できます。
無料時間がある場合 全日 00:00-24:00 20分 100円 (最初の60分間 無料)
入庫直後に一定額課金される場合 全日 00:00-24:00 20分 100円 (最初の2時間 300円)


ルール3で述べたように、
課金条件を省いた場合は、時間内の駐車料金が固定額である料金体系を表します。
この料金体系を「固定額通常料金」と呼んでおり、
前払い制や、チケット制でよく利用される料金体系です。
※ 料金文章に「前払い」や、「チケット制」である旨を書く事はできません。
 ユーザーにその旨伝えたい場合は「料金補足文」に記述しましょう。
一日の駐車料金が500円ポッキリの場合
(0時を過ぎるとさらに500円)
全日 00:00-24:00 500円


例外料金について

例外料金とは、割引価格のことを指し「上限価格」「打ち切り料金」などとも呼ばれます。
例外料金は、通常料金に加えて記述されるものであり、例外料金だけを記述することはできません。

ここでは、それぞれの割引制度ごとの書式をご説明します。
ヒント もし割引制度が下記書式に当てはまらない場合は、項目「料金補足文」へ記入してください。
「料金補足文」に書かれた情報は、PPPark!上に表示はされますが、料金計算には反映されません。

【時間帯内最大料金制】

ある時間帯に上限料金を設けた割引制度のことを指します。
ルール1: 「最大----円」と表記します
ルール2: 割引の適用回数を指定する場合は、行末に「(◯回のみ)」と記述します
入庫当日24時までの最大料金を指定する場合 全日 00:00-24:00 最大1000円
もしくは、下記のように記述しても同じです
全日 00:00-00:00 最大1000円
1日2つの時間帯でそれぞれ最大料金を指定する場合 月-金 08:00-22:00 最大1200円
月-金 22:00-08:00 最大500円  
上の例に、適用回数を指定する場合 月-金 08:00-22:00 最大1200円(1回のみ)
月-金 22:00-08:00 最大500円(1回のみ)  

【入庫後時間内最大料金制】

入庫からの経過時間に限定した上限料金制度のことを指します。
ルール1:「入庫後◯時間 最大---円」と表記します
ルール2: 割引の適用回数を指定する場合は、行末に「(◯回のみ)」と記述します
例1 全日 00:00-24:00 入庫後24時間 最大1300円
例2 全日 08:00-20:00 入庫後6時間 最大800円
例2に、適用回数を指定した場合 全日 08:00-20:00 入庫後6時間 最大800円(1回のみ)
※ 適用回数を指定しない場合は、6時間毎に最大800円の上限価格が適用されます
例3
全日 00:00-00:00 入庫後12時間 最大800円 入庫後24時間 最大1500円
※ 上限料金が複層的に設定されている場合は、上記のように列記します

書式に当てはまらない料金は「料金補足文」に記載する

料金が、ここまででご説明した書式では表現できない場合は
「料金文章」ではなく「料金補足文」項目に記載します。

ここに記載された情報は、PPPark!上で「料金文章」のすぐ近くにそのまま表示されます。

ただし、料金文章と違い、PPPark!の料金計算には反映されません。
あくまでユーザーへの注意喚起としてご理解ください。





ここでは、「料金補足文」に記載するよくあるケースをご紹介します。

ヒント 「料金補足文」に、決まった書式はありません。
例文では車室番号をカギ括弧で括って表記していますが、どのような表現・文章でも問題ありません。

車室別料金がある場合

もし、同じ駐車場に「車室別料金」として複数の料金体系がある場合は、
一つを「料金文章」に、残りを「料金補足文」にわけて記載します。

どの料金をどちらの項目(「料金文章」と「料金補足文」)に記載するか決まりはありません。
料金計算に反映させたい料金の方を「料金文章」に記載してください。


特別日料金がある場合

PPPark!では、日付別の料金設定はできません。

そのため「年末年始」「イベント日」などの特別日料金がある場合は、
「料金補足文」に記載することでユーザーに告知することができます。


提携店舗がある場合

提携店舗での購入者限定の割引料金がある場合も、「料金補足文」に記載しましょう。